「旅育」という言葉が注目され、
興味を持たれている方も多いと思います。
では何をすればいいのでしょう?
旅育というからには、日常を離れて「旅行」しないとダメ?
と思われるかもしれません。
でもそんなことはないです!
旅育を教育として捉えた時に、
そこから得られる一番の力というのは
「非認知能力」だと言われています。
それを叶えるための教育であれば、遠出の旅行でなくても、
新しい出会いや実体験という場面を多くすることで
旅育と同じ効果が得られるはずです。
これが正解という形はないかもしれませんが、
私は、子供と近くの公園に出かけることも旅育と呼ぶし、
家で菜園をしたり、料理をしたりすることも、
同じく子供にとって旅育に通ずる教育として取り組んでいます。
「旅育」と同じ効果が得られる〜家族で楽しむ実体験〜
春の旅育
1お散歩をする
テーマ:五感を使って季節を感じよう!
春の匂いっていいですよね♪
赤ちゃんを抱っこして歩く、
ベビーカーを押して歩く、
手をつないで歩く、、。
限られた貴重な愛おしい時間。
小さな目線から見た道の脇に、草花や虫を見つけて、
その時の表情は本当に宝物になります。
赤ちゃんの時は外の匂いや電車の音などから、
たくさんの刺激を受けているそうです。
2家庭菜園
テーマ:植物の成長から季節を見つけよう!。
まずどの季節に種を植えたらいつに実がなるか、と計画して観察。
その経過を絵に描けたらさらに記憶に残りますよね!
3よもぎ団子づくり
テーマ:植物には種類があることに気付こう!
よもぎの葉を知り見つける。家族で一緒にお団子を作る。
よもぎの葉って他にも似たような草が多く、
見つけるのが難しいです。
図鑑を持ちながら子どもと探すと、草花の名前も勉強になりますし、
お団子を作る過程では、
手を使った体験を通すことができて記憶にも残りやすい!
夏の旅育
4夜の昆虫採集
テーマ:夜行性の昆虫を知ろう!
野生のカブトムシやクワガタは夜行性で、
プランを練りながら計画的な昆虫採集が必要です。
日中に樹液の出ている木を探したり、
罠を仕掛けたり、
計画→実行→結果の流れがあります。
夜の公園で気をつけることや、蜂がきた時の対処法など、
危険から身を守る術も恐怖心と一緒に学習できます。
5昆虫の羽化を観察する
テーマ:昆虫の赤ちゃんはどうやって大きくなるのか?
例えば蝉の幼虫はどれもよく似ていますが、
アブラゼミ、ミンミンゼミ、クマゼミ、ひぐらし、ツクツクボウシ
など、何が出てくるか楽しみです。
虫の図鑑を片手に、よく似た幼虫もここが違うんだ!と発見があります。
レモンの木を栽培すると、アゲハ蝶がやってくる。
柑橘系の木にはアゲハ蝶が卵を産んで幼虫がいっぱい見つかります。
レモンの木はプランターでもOK。
飛んでる成虫を捕まえるのは至難の業ですが、
幼虫から育てるとスクスク早く育ち、
あっとゆうまに生まれたての綺麗なアゲハ蝶に出会えます♪
蝉の羽化に比べ、
一瞬で蛹から出てきてしまうので見逃すことも多いのですが、
子どもと一緒に見れた時の感動はすごい!
6水と触れ合う
テーマ:水の面白さを知ろう!
プールで遊ぶ、川でキャンプ、海水浴、魚釣り
赤ちゃんには小さなプールで十分、水を体験するって楽しい!
川や海水は危険も含めて学びになることがたくさんあります。
アウトドア派ではない我が家は、
本格的なキャンプをしたことがありませんが、
間違いなく子どもは喜ぶだろうな・・・
7写経体験
テーマ:写経を体験してみよう!
集中して作業する時間を体験
近くに写経ができる場所がなければ難しいかもしれませんが、
我が家は今年6歳の子どもと写経を体験してみて、
とても良かったので入れました♪
秋の旅育
8本物の芸術に触れる
テーマ:美術館ってどんなところ?
美術館で綺麗な絵を見る。作品を知る。歴史を知る。
ものごごろつかない幼いじきでも本物の芸術に触れたり、
カラフルな色彩をみたりすることは脳にいいと言われています。
テーマ:博物館で温故知新を感じよう!
恐竜、鉄道、科学、昆虫など、その時興味のあるものや、
初めて目にするものなど、新しい発見があります。
博物館は入館料が安価なところが多いです。
9工作や陶芸体験
テーマ:自分だけの作品を作ってみよう!
どんぐりや落ち葉を使って作品を作って見る。
粘土から陶器を作ったり、絵付け体験をして、陶芸の世界を知る
10味覚狩り体験
テーマ:農業を身近に感じよう!
さつまいも掘りや稲刈りなど、
近くに体験できるところがあったら参加してみる。
野菜の収穫は新しい発見の連続です。
野菜によって出来方が様々なので面白いですね!
冬の旅育
11地域の行事に参加する
テーマ:伝統って何?を考えよう!
冬は文化を学ぶ機会が多くあります。
クリスマスについては、歴史を一緒に考えてみたり、
お正月、七草粥、節分など、伝統と食事を繋げて、
楽しみながら、伝統文化に触れていけると思います。
12オーケストラを聴きにいく
テーマ:色々な音色を聴いて、楽器を知ろう!
子供の年齢によって難易度高く感じますが、
コロナが落ち着いたら挑戦したい一つです。
クリスマスソングや、ジブリの音楽など、
知っている曲だと一緒に楽しめそうですよね?
本物の音色に触れて、音楽や楽器に興味を持ってくれると嬉しい!
13落ち葉の魅力に浸る
テーマ:落ち葉の面白さにどっぷり浸ってみよう!
落ち葉大好き!
落ち葉を踏んで感触を確かめたり、
空に投げて落ちてくるのを楽しんだり。
我が家は冬の公園が大好きです(案外公園のベストシーズン?)
大事にしてること
旅や体験というのはオンラインでは叶わないです。
もちろんその準備として、旅のパンフレットをみたり
動画をみて、旅先を想像する、ということはできても、
五感で感じてこそ旅だと思います。
大事なことは、お金をかけることではなく、親子で楽しむこと。
そしていろんな家族の形があり、方法は千差万別ですが、
意識を変えて一緒に楽しむことで、
笑顔が増えました♪
夢は海外旅行、それこそお金を時間がいるのでは?
ですが、一般家庭の我が家でも夢を叶えれるように作戦会議中です。
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