熊野古道とアドベンチャーワールドの旅　和歌山で旅育

はじめての和歌山　モデルコース

和歌山県は縦に長い地形の中で、南部の白浜エリアや勝浦エリアが人気のある観光地。また熊野古道はとても魅力的なスポットであるものの、制覇しようと思うと熊野古道だけに数日かかるように思います。今回は、人気の白浜温泉と、熊野古道の少し一部を体感できるような行程で3日間で組んでみました。

1日目　

大阪エリア/8:00頃発　ーー（車　約3時間半）ーー　12:00頃着/勝浦エリア（昼食）　ーー（車約15分）ーー　13:30頃/大門坂駐車場【熊野古道散策/初級コース　大門坂〜那智の滝（所要　約2時間半）】　16:30頃発　ーー　（車約15分）ーー　17:00頃/勝浦温泉　宿泊

2日目

勝浦温泉宿10:00頃発　ーー（車　約15分）ーー　10:30/太地くじら博物館（所要約1時間半）12:00頃　ーー（車　約1時間半・車内昼食）　ーー　13:30頃/白浜エリア 　ーー　三段壁　ー（車　約3分）ー　千畳敷　ーー　（車　約15分）ーー　白浜温泉　宿泊

3日目

白浜温泉宿　ーー（車　約15分）ーー　白浜アドベンチャーワールド（昼食）　ーー（車　約10分）ーー　とれとれ市場（お土産）ーー（車　約2時間）ーー　大阪エリア

和歌山県って魅力がいっぱい！初めてのおすすめ観光地

白良浜（しららはま）

白い砂が綺麗なビーチ。なんとこの砂、オーストラリアのパースから輸入されたものらしいです！もともと白良浜は白っぽい砂が特徴だったそうですが、周辺の観光開発などで自然に供給される砂量が減り、どんどん痩せた砂浜に。。砂浜の適正量を保つために、砂を足していく方法を取ることになったものの、日本には白良浜ほど白い砂が見つからなかったそう。。そこで一番相性がよかったオーストラリアのパースから遥々、１２年間ほどにわたって約１４万トンもの砂を足したそうです！今でも砂を守るため、尽力されているとのこと。利用する側も、美しいビーチを保ちたくなりますよね。それにしても人気のビーチすぎて、海水浴シーズンはすごい人！白い砂浜見えないくらいの人！小さいこどもとであれば、夏休みを外して、お散歩するのが気持ちいいです♪とっても良い写真が撮れますよ♡

アドベンチャーワールド

「パンダに会いたい！」という気持ちだけで行けちゃうテーマパーク！遊園地もありますが、動物たちとのふれあいを重視したいところ。サファリーパークの中を列車タイプの「ケニア号」やジープ（有料）に乗って回れるのですが、近くに猛獣を見つけたときにはこどもと一緒に大興奮です！そしてマリンパークのイルカショーは音響もあって毎回泣きそうになるクオリティの演出。パーク自体大きすぎず、小さな子とストレスなく見て回れまわれるので、個人的な感覚では２歳〜小学生低学年くらいが一番楽しめるかなと思いました！遊園地も小さい子向けの乗り物が多いです。レストランはそんなに種類がなく、子供が食べやすそうなカレーやうどんがありました。水曜日が休園日ですので注意です。営業カレンダーは確認してから計画しましょう。

アドベンチャーワールド 詳しくはコチラ

熊野古道

熊野詣は日本人の旅（巡礼）の起源と言われています。熊野古道は古代から中世にかけて、本宮、新宮、那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇から庶民に到るまで多くの人が参詣した、最古の詣道です。田辺から熊野本宮に向かう中辺路（なかへち）、田辺から海岸線沿いに那智・新宮へ向かう大辺路（おおへち）、高野山から熊野本宮へ向かう小辺路（こへち）が「熊野参詣道」として世界遺産に登録されています。熊野古道を制覇するには数日かかりそうですが、少しだけそのパワーを感じたり、森林浴で心の洗濯をしたり、スポットめぐりをするのもいいですね。

初級コース「大門坂〜那智の滝」大門坂駐車場に車を停めて、「熊野那智大社」「那智の滝」へと続く、石畳の大門坂を歩くコースは、徒歩時間約１時間の初心者向けです。苔むした石段と杉木立は雰囲気満点！　こどもが就学前は少し早いかもしれませんが、散策であれば森の中に発見はたくさん。小学生くらいであればガイドさんに色々教えてもらいながら歩くといいですね。

写真出展：和歌山県公式観光サイトはコチラ

和歌山マリーナシティ「ポルトヨーロッパ」

和歌浦湾の海上に浮かぶ人工の島！その人工の島内に、テーマパーク「ポルトヨーロッパ」やホテル、温泉施設などがあります！「ポルトヨーロッパ」は美しいヨーロッパの港街を再現した異国情緒感じるテーマパークです。小さいこどもと街並散策をしたり、観覧車やメリーゴーランド、動物とのふれあい体験もできます♪小学校高学年くらいだと物足りないかもしれません。

和歌山マリーナシティ　詳しくはコチラ

三段壁・千畳敷

南紀白浜の観光において最も歴史のある景勝地。断崖絶壁の名勝として知られる三段壁と、岩の畳が広がったような景観の千畳敷。初めて訪れるのであれば一度は見ておきたい自然美のある景色！三段壁の洞窟探検は特に見応えがありそうです。

白浜エネルギーランド

「人と自然のエネルギー」をテーマにした、「不思議な発見がいっぱい」のアミューズメント施設。トリックアートハウスで楽しい写真を📷施設はそんなに大きくなく、半日もあれば十分回れます。２歳〜小学校低学年さんくらいがおすすめです♪

白浜エネルギーランド　詳しくはコチラ

太地町立くじらの博物館

イルカショーはよくありますが、クジラショーはなかなか珍しいですよね！入り江が自然のプールになっていてクジラに会えます♡館内には人とクジラの歴史を学べる資料が展示されていたり、生物学的な視点からクジラをみて考えさせられます。思えばクジラは哺乳類でありながら、水中生活を行う、その生態は不思議ですよね。こどもに、クジラは魚の仲間？と聞かれた時にどう説明したらいいのか難しかったり。。〇〇クジラなど種類があるなあとは思っていましたが、なんと８０種類以上いるらしいです！

くじらの博物館　詳しくはコチラ

とれとれ市場

白浜からの帰り道には「とれとれ市場」でのお買い物が王道のコース♪解体されたばかりの新鮮なマグロが安価で販売されていたり、ご当地のお土産ものはほとんどここで揃います。昼食に訪れるのもいいですね！

ベストシーズン

熊野古道：桜や新緑の春、紅葉の秋

白浜海水浴：夏がおすすめですが、夏休みは混雑が心配

アドベンチャーワールド：春・秋

クエ料理（冬が旬の高級魚）が目的なら冬

和歌山で食べたいもの

生マグロ料理・・マグロの解体ショーを目玉にしている旅館も多くあるくらい、和歌山県の勝浦漁港は日本屈指！水揚高では日本一の量を誇っているとか。

熊野牛

めはり寿司・・熊野地方の郷土料理。握り飯を高菜の葉で包んだシンプルな料理。

冬季限定　クエ料理・・超がつくほど高級魚。幻の高級魚と言われ、フグより美味しいとも言われています。それが和歌山県沿岸の沖合に生息しており、その幻の高級魚が堪能できます。

南高梅（高級梅干）・・和歌山県は梅の本場。カツオ漬け、しそ漬け、はちみつ漬けなど。

旅育のヒント

熊野古道・・森林浴をしながら散策するだけでも、身体に嬉しい運動ができますが、山の中が涼しく感じることや、苔が生えている理由など、一緒に話しながら散策すると学びに繋がりそう。熊野古道は古代から中世にかけて、本宮、新宮、那智の熊野三山の信仰が高まり、上皇から庶民に到るまで多くの人が参詣した、最古の詣道です。ユネスコ世界遺産に、「道」自体が登録されていることは希少。難しい歴史ですが、実際に歴史的価値がある場所（具体物）を見ながら説明を聞くと歴史の教科書と結びつきやすいのかなと思います。

温泉で宿泊・・　温泉に入りながらゆっくり♡まったり、、、とはなかなかさせてくれない子供達ですが・・笑。大きなお風呂で初めての体験をしたり、ゆっくりお話できそうであれば、お湯と温泉の違いなんかもこどもにとっては不思議ですよね。これぞ、非日常です♪部屋食であれば、食器の片付けなど、中居さんのお手伝いとコミュニケーションがいい体験に。

白良浜・・海水浴に行って普通は砂の話にはならないかもしれませんが、「なんでこんなに白いんだろう」「オーストラリアからきてるんだ」などの気づきがあるとずっと印象に残る海水浴になると思います。「オーストアリアのパースってどんなとこだろう」とか、砂を輸入するに至った経緯（周辺の環境開発で河川からの砂の自然供給が乏しくなった）など、環境問題へと繋がる学びがあります。

サファリーパーク・・本物の動物に会える。絵本や図鑑でしか見たことがなかった動物を見つけたとき、こどもが「あー！」と興奮することってすごく良いことですよね！小さい頃から、本物に出会う体験をいっぱいさせてあげたいです。

くじら博物館・・博物館や美術館は旅育にはとてもいい場所だと思います。写真や文字だけだと、なかなか興味も湧かず眺めるだけになってしまいますが、実際に実物大の展示物があったり、本物に出会えたり、もちろんこどもの興味に合わせてかもしれませんが、本での勉強と違った、教科書以上の良さがあると思います。「クジラって大きいな！」とか、「優しそうだしかっこいい！」という入り口でも、「水中にいながら哺乳類であること」や、「８０種類もいるんだ」と旅行の時に学んだ記憶って残りやすいですよね。こどもが興味がある時を見逃さずに、楽しみながら学べたら理想ですね♪

sanagiのひとりごと

蒸し暑い日が続きますね☀️

湿気はあまり好きでは無いですが、山や森のマイナスイオンのある空間はとても好き🌲🌳

和歌山といえば、白浜旅行に以前家族で行き、アドベンチャーワールドでパンダさんに癒されました！🐼

いや、、パンダだけかなり飼育スペース大きい・・パンダ様です。ホッキョクグマとか狭そう。。

こどもがもう少し大きくなったら「熊野古道（世界遺産）」を計画したいなと考え中です。

熊野三山をしっかり歩くには初心者では厳しいので、まずは初級の熊野那智大社と那智の滝のスポットめぐり、

勝浦温泉や川湯温泉と組み合わせてみようかな♪