こんにちは! さなぎです 🐬
今の私にとって熱い思いを抱いている「旅育」とモンテッソーリ教育ですが、
「三つ子の魂百まで」ということわざを通しても共通する部分が多く、
すでに3歳は過ぎてしまっている息子たちですが、このことわざについて、少しの時間浸ってみました🙃
「三つ子の魂百まで」の解釈に若干違和感を感じていた私。
よく聞くことわざに「三つ子の魂百まで」というものがあります。
小さい頃から知っていることわざですが、特に意味を深く考えたことなくて、
「小さい頃に出来あがった性格は一生変わらない」みたいな感じかな?と捉えていました。
で。調べてみると、
その通りの意味でした笑。
言わんとしていることはわかるのですが、
性格って0歳〜3歳の行動や関わりによって変われるものなの・・・??
生まれ持った性格は個性として授かったもので、小さいときの関わりでは変えようのないものと思っています。
同じように育てた双子が全く違う性格だったりするように。
そもそも変える必要のないものと言いますか。
でもその「性格」という言葉の解釈自体に、いろんな側面があったようです。
私が性格の話をするときは、「おっとりしている」とか、「きっちりしている」とか「頑固」「神経質」などを思い浮かべるのですが、
これは「性格」というよりは「性質」と表現するほうがあっているのかもしれません。
「性格」という言葉をGoogleで検索してみると、「行動のしかたに現れる、その人に固有の感情・意志の傾向」とあります。
活字にするとこうなるんですね。
感受性の豊かさであったり、意志の強さであったりということを性格と呼ぶのであれば、
幼い頃の関わりによって変わる部分ってあるのかもしれませんね。
そして「脳」の中で起こっている事実は科学的にも証明されているようです。
3歳までに「脳の土台」ができあがる
モンテソーリ教育について出版されている伊藤美佳さんの本には、「三つ子の魂百まで」は科学的に正しいという記載があります。
小さい頃から遊びなどを通じて、さまざまな経験をさせることは、脳科学的にも有益であることがわかっています。
赤ちゃんは生まれつき、大脳に140億もの神経細胞をもっています。この神経回路が数多くつながっているほうが、そうでない場合よりも、脳の機能を有効に使える露いうことになるのです。
この神経細胞は、新しいことを学んだり体験したりするたびにつながり、新しいネットワークを作っていくように生まれつきプログラミングされているのです。
ところが、脳科学的にはだいたい3歳を過ぎる頃になると、刺激を与えても神経細胞がつながりにくくなると言われています。
また、脳の神経細胞は誕生した瞬間が一番多くて、そのあとは減っていくのみです。生き残る神経細胞は30パーセント程度で、その後、大人になってもその30パーセントは変化しません。3歳までに生き残った神経細胞で一生を過ごすことになるのです。
ということは、3歳までに脳の土台が出来上がり、一生をその脳で過ごすことになります。
脳の潜在能力を最大限に引き出すには、神経細胞をあらゆる分野から刺激して、細胞同士をつなぎ合わせ、より多くのネットワークをつくっていくことが必要です。
私たち人間は、神経細胞にアプローチしてはじめて、神経回路がつながっていき、その能力が獲得されていきます。脳内には神経回路の網目をたくさんつくることができれば、それだけの能力を引き出すことができるのです。
引用元:モンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方
この事実を元に考えると、人間の脳を効率よく育てることは、幼いときほどやりやすいのだと思います。
息子が通っていたモンテッソーリこどもの家でも、まずは3歳までに、その後6歳までにと、
それぞれの発達段階にあった経験をさせることにとても注力されていました。
それは特別なものではなく、生活の一部の繰り返しのようでした。
例えば「縫い刺し」「アイロンがけ」「ボタンかけ」「料理」など。
園長先生曰くは、この生活を共にしながら、深く関わっていくことの積み重ねが、人格となる土台を創るのだとおっしゃっていました。
3歳までにできあがる「脳の土台」をできる限り広げておく。
それが人格の土台となる。
後から土台を広げるには何倍もの努力が必要とゆうことなのでしょう。
「脳の土台」3歳を過ぎたら遅いの?
科学で証明されているように、脳の神経細胞は3歳までにできあがるわけですから、科学的には3歳までがピークなのだと思います。
ただ、研究によっては小学校入学前の6歳くらいまでにある程度の経験をしておけば、十分取り戻せるというデータもあるそうです!
できれば6歳まで!就学前までに土台を作る環境を整えてあげること、が後からの学びを吸収しやすくなるのかな?と思います。
その後は、大人になってからコツを掴むのが難しいように、少しずつ習得するスピードは遅くなるのかもしれないですが、
この世界を見回して見てもわかるように、いくつになっても成長はできる!と個人的には思います。
今子育て真っ最中なのであればそれこそ、人生で一番若い今に、一緒にたくさんの経験をしましょう♪
3歳までに何をしたらいいの?
では具体的に3歳までに何をしてあげたらいいのでしょうか。
例えば音楽の才能を育てたければ、幼い頃からクラシックに触れさせる、
英語の発音を良くしたければ、ネイティブの英語を聞かせる、
何万冊も絵本を読み聞かせる、など
例をあげるとキリはないのですが、いわゆる「英才教育」が頭に浮かんできますよね。
それも、能力を引き出すひとつの正解だと思いますし、人格を作るものでもあると思います。
しかし、私にはなかなかこれができませんでした。
親自身が習慣のないことを、ただでさえ大変な乳児期の渦中に、さらに教育を取り入れることが難しく、
なんとか衣食住を整えることに必死でした。
なので、私が子供に意識して行っていたことは、とにかくコミュニケーションを増やすことでした。
園長先生のアドバイスでもありましたが、仕事との両立の中でも、できる限り子供と関わるように意識しています。
「子どもへのまなざし」の筆者である精神科医の佐々木正美先生は、乳幼児期の育児を一言で言うと、
「子どもの要求や期待に、できるだけ十分にこたえてあげること」
それだけのことだと書かれています。
それがなかなか十分にはできないものだと続けておられますが、
泣いたら抱っこをしてあげるとか、子どもの要求を無視しないことが一番大事とのことです。
モンテッソーリ教育もまた、英才教育というイメージではあるのですが、
その教え自体は非常にシンプルであり、要は”子どもの自立を見守ること”。
どちらも子供からのサインを見逃さずに、ただ環境を整えてあげる、愛情や手間をかけてあげる ことが一番求められると解いています。
私が「旅育」に惹かれるのは、旅先では、本物の音楽や芸術に触れる、コミュニケーションの場を作る、体を動かす、など、
教育という意識なくたくさんの体験ができる上に、
さらに根底には、親子の絆、親と子の関わりが広がっていることに、非常に魅力を感じてしまうのです。
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